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Street Art

2014/9/12 Blues Alley Japanでの録音ダイジェスト(7'41")

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15/02/16、17の三谷のセットです。

多くの方(特にミュージシャンの皆さん)から、コーラスはどうやっているのか?とお問い合わせをいただいたので、ご説明します。

 

各機種の詳細、用語説明はリンク先でご確認してください。

 

写真の上からiPad Air2Roland Octa-CaptureTC Helicon VoiceWorksPlusNovation Mini Nova、タンバリンとシェーカー、左の譜面台に載っている黒いフットスイッチはVoiceWorksPlusのパッチ切り替え用のものです。

 

iPad Air2にはKORG Gadgetという楽器アプリが立ち上げてあり、サンプラーBilbaoのパッドに事前に録音した、短いコーラスフレーズがアサインされています。

リードヴォーカルのメロディ以外の、アレンジ的にどうしても入れたいコーラスフレーズを事前に録音してWavファイル化し、各パッドにアサイン、歌いながらタイミングを合わせてパッドを押してポン出ししています。

 

Roland Octa-Captureは本来10 In/10 OutのUSB オーディオインターフェースですが、PCには接続せず、スタンドアロンで使用しています。スタンドアロンの、10 In/10 Outのミキサー兼パッチベイとして使えるオーディオインターフェースとしては、現行機種の中でおそらく最軽量のため、イヤモニ・ミックス用、PA送りの音声ミックス用、VoiceWorksPlusへ、マイクレベルをラインレベルに増幅して出力する用として、複合的に使っています。

Octa-Captureは10系統の入力を内部でバランスをとってミックスし、4系統のステレオミックスとして、10のアウトに自由にアサインして出力する事ができる機材です。

ライブハウスのツアーで使用する事が多いミュージシャンにとって、コンパクトで多機能であることは非常に重要な要素です。

 

Novation Mini Novaは数曲、アレンジ的に必要な細かなシンセのフレーズを手弾きしています。

 

メインヴォーカルにかけているコーラスエフェクトは、以下のような形で実現しています。

リードヴォーカルのマイクをまずパラケーブルで、2系統に分岐し、片方はメイン回線として表のPAに送ります。これが普通のヴォーカル回線で、普通のライブと同じくハウスエンジニアが適時EQ,コンプ、リバーブなどをかけ、処理します。

 

もう1系統の信号をまずOcta-CaptureのIn 1に入力、内蔵マイクプリアンプでラインレベルに増幅し、Octa-CaptureのOut 5から、1系統のライン回線をA、Bの2系統に切り替えるフットスイッチ、BOSS AB-2に入力します。このフットスイッチは足元に置き、コーラスエフェクトが必要な時のみ、切り替えています。

Bのアウトには何も繋がず、コーラスエフェクトをつけたくない、普通の状態の時はBに切り替えておきます。

AのアウトからVoiceWorksPlusのラインインに入力、エフェクトアウトをOcta-CaptureのDigital In(9、10)にステレオで入力、Aに切り替えた時のみ、コーラスエフェクトがかかるようにしておきます。

 

Novation Mini NovaはOcta-CaptureのIn3、4、iPad Air2はOcta-CaptureのIn 5、6に各々入力、Octa-Capture内部ミキサーでバランスをとって、VoiceWorksPlusからの出力と合わせ、Out 3、4からPAに送りミックスしてもらいます。

 

Out 1、2はイヤフォンで聞くためのアウトのため、アウトプットには何も繋がず、イヤフォンのみを繋いでいます。

Octa-CaptureのIn 2にPAからのモニター回線を入力、メインのPAミキサーから他の楽器の音を送ってもらいます。

写真には写っていませんが、ステレオレコーダーTASCAM DR-40を録音待機状態で立ててあり、他の楽器の生の音やお客さんの声や拍手、いわゆるオーディエンス・ノイズをDR-40のマイクからひろい、Octa-CaptureのIn7、8に入力、In  2のPAからのモニター回線と合わせ、イヤフォンで自然なバランスになるようミックスしています。

 

イヤモニシステムは、特にヴォーカリストにとっては、他の楽器がどんなに音量的に大きくなり演奏が激しくなっても、自分の声が確実に聞こえるという、音程を確実にするために非常にメリットのあるモニター方法ですが、最近のイヤフォンが非常に遮音性が高いため、不必要な音が遮断されすぎてしまい、モニタースピーカーから空気を経由して聞く従来のモニター方法と比べ、ライブの自然な音響環境からかけ離れてしまう、という欠点があります。これを補うために、こうしたノイズ集音用マイクを立ててイヤモニ音声に加えてやり、モニタースピーカーからのモニター方式の自然さに近づけるという手段を取ります。

これらは当然イヤモニ・ミックス用ですので、Out 1、2のみにアサインし、PAなどに送ることはありません。

 

VoiceWorksPlusの使用法ですが、あらかじめ曲毎のキーに合わせて、パッチを記憶させておきます。

VoiceWorksPlusは入力されたヴォーカルのラインと、設定されたキーやスケールに合わせて、上に3声だったり、下3度のハーモニーを1声など、様々なバリエーションのコーラスエフェクトを生成することができます。

VoiceWorksPlusのコーラスエフェクトはインテリジェントに生成されるため、通常の曲であればひとつのパッチで問題なくカバーできますが、途中で転調したり、ハーモニーのヴォイスをアレンジに合わせ、1声から3声にするなど、曲の展開に合わせ必要なバリエーションを複数のパッチとして保存、譜面台の上のフットスイッチを手で切り替えています。

 

ヴォーカリスト自らがこうしたコーラス、エフェクト処理。ポン出しなどを歌いながら操作するというのは、かなり珍しいかと思いますが、欧米のライブを見ると、ライブパフォーマンスでのこうした処理は多く行われていると思われます。その大半は、ステージ袖などで、楽器テックなどのスタッフが、曲に合わせて操作しており、同期システムを使わずにサウンドをレコーディングと同じように聞かせるためのテクニックとして定着しているようです。

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